全 36 枚
開催日:10月29日(日) 距離:約10km 一般向き
神戸電鉄鈴蘭台駅⇒鈴蘭台車庫【スタート】⇒菊水山⇒烏原貯水池⇒雪御所公園⇒メトロ神戸・星の広場【ゴール】⇒神戸高速・高速神戸駅
今回のウォーキングコースの途中にある烏原貯水池周辺の山は、私が小学生の頃、よくゲンジ(クワガタ)やカブトムシなどを捕りに行ったり、探検と称して道なき山中を走り回ったり、野いちごやフキなどを採って食べたりして遊んでいた馴染み深い場所です。近くには私が通っていた、幼稚園(たちえ幼稚園)もあります。菊水山も今回のコースとは全く違う道ですが、亡き父と共に歩いて訪れた想い出の場所です。
鈴蘭台のスタート地点から菊水山まではなだらかなアスファルトの登り坂を約30分かけて頂上へと向かいます。神戸の街を見下ろす山々はたくさんありますが、それぞれに違った眺めが有り、この菊水山からも素敵な神戸の景色を望めます。
父と訪れた時は逆方向から来ましたが、途中で転んで岩に頭を打ちつけ泣いていた事や、今にも落ちそうな木の吊橋を恐る恐る渡った記憶以外、辛かった事も素敵な眺望も残念ながら覚えていません。それだけに新鮮に景色を楽しめていました。
その後、烏原貯水池までは急な下り坂が続きます。日頃から平坦な道を歩いてはいるものの、慣れない急な下り坂を続けざま降りた為、恥ずかしながら途中から膝が笑い出して(ガクガクする様)、次の日には筋肉痛で悩まされていました・・・。
烏原貯水池一帯は平坦な道が続いています。長い間この地を訪れていなかった為この場所ではかなりの驚きがありました。以前は確か飲料水用の水源地だったと思うのですが、今は洪水調整池の防水ダムとして使われているようです。
その為か水位はかなり低く、昔満々と溢れる程の水だった場所に多くの木々が覆い茂っていました。写真を撮った場所(遊歩道)も私の記憶では水の中です。おそらく、私同様この地を知っていて長い間訪れた事の無い方は写真だけを見て烏原の水源地と気付く人はいないと思います。幼い頃の私には溢れ出す水の音も怖く感じる程の爆音のダムで昔ここに村があったという事もあり少し不気味な地でもあります。
ダムから平坦な所へ降りた辺りからゴール周辺には昔から馴染みの様々なお店もたくさんあり、今もよく訪れている場所です。今回のコースからは、ほんの少し西になりますが、私の生家もある地域です。写真最後の雪御所公園近くにある湊川、何度か水が溢れたその川も今はすっかり整備され広く綺麗になっています。整備前の湊川でもよく遊び、川沿いで大正時代の1銭硬貨を拾った事もありました。(もちろんですが、私が生まれたのは1銭硬貨が使えていた時代ではありません。)
今回の〝菊水山から烏原貯水池〟のウォーキングは、懐かしくもあり、寂しくもあり、楽しくもありといろいろな思いを抱きながら歩いたウォーキングになりました。次回の高取山はどんなウォーキングになるのでしょうか?楽しみにしています。