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釧路は高い山々は少なく広い平原が続いている為、今までとは一味違った景観が楽しめました。又、なんとなく丸く感じてしまう襟裳岬からの水平線を見て、地球の大きさを想像していました。
釧路湿原:かつてこの地域一面、海水が進出し海であったという湿原。いまなお手付かずの原始の大自然が広がる国立公園です。
2万7千ヘクタールもある日本最大の広さを持つこの湿原は東京の山手線に囲まれたエリアとほぼ同じ面積とされていますが、容易に想像する事は出来ません。
周辺には展望台や木道があり、そこでの散策や湿原内を走る〝くしろ湿原ノロッコ号〟 冬季の〝SL冬の湿原号〟に乗って、その広大さを実感する事が出来ます。
タンチョウをはじめ、数々の野生生物が生息する湿地として国際的重要性が認められ、ラムサール条約、国内第1号登録地となっています。
襟裳岬:北海道の背骨と呼ばれる日高山脈の一部にあたり、断崖絶壁のダイナミックな景観が広がります。
岬から続く岩礁は2km沖にまでおよび、さらに海面下6kmに渡って連なっています。その周辺には約400頭のゼニガタアザラシが1年を通して生息しており、展望台からその姿を見る事が出来るかもしれません。
国内有数の強風地帯であり、風速10m以上の風が、年間290日以上も吹き付けています。その強風を有効利用しようというテーマ館〝風の館〟では襟裳の強風25m/秒を体感できるコーナーやゼニガタアザラシを観察できるコーナーが人気です。
釧路湿原を見下ろす展望台からの眺めは今回訪れた他の地域とは一味違う広大な大自然が存在していました。訪れた時期のせいか、湿原といった印象はありませんでしたが、映画好きな私の脳裏にはこの広い土地を往来する無数の恐竜達が思い浮かぶ程の、そんな太古の生き物達が良く似合う大平原のように見えました。
小学生の頃、話題になった〝幸福駅〟今回の旅行計画にはなかったのですが、突然現れた〝こうふく駅〟の看板に、迷うことなく行き先を変えていました。現在廃線となり、かなり古びていましたが、なんだかとても幸せになれた気がしました。
襟裳岬へ繋がる〝黄金道路〟この名を聞きふと子供の頃を思い出していました。 今は亡き父が「ブルーハイウェイ(※)を通って岡山に連れて行ってあげる」とドライブへ出かけた時の事です。
ブルーハイウェイとは岡山県にあり、一部瀬戸内海を眺めながら走る道路の名称なのですが、小さい頃の私にはとても新鮮な言葉で、とにかく道路自体の色がグレーではなく綺麗な透き通った青い色の道が延々と続く道路とばかり思っていました。
いつまでたっても青くならない道に「ブルーハイウェイはまだ?」と父に聞くと、もう通り過ぎたとの返答に現実を知り、ガッカリした事を覚えています。
この〝黄金道路〟でも同じような経験をした人がいるのではと、始めて訪れる地で昔の出来事を思い出し、目頭を熱くしつつ、ハンドルを握っていました。
※子供の頃はブルーハイウェイと呼ばれていたと思うのですが正式名称は〝岡山ブルーライン〟です。また現在は無料化されています。
えりもの強風、この日はホントにすごい風でした。立っている事も、息する事もままならず、車のドアは飛んでいくんじゃないかと思う位の勢いで開き、閉じる時は両手で思いっきり引っ張らないと閉じられない程の凄さでした。同時に両側のドアを開けるなんてとんでもない!・・・やってしまいましたが・・・帽子、カ・カツラは厳禁です! (わ・私はカツラではありません。)飛ばされたら、まず取りに行く事は不可能です!