伊丹空港～鹿児島・指宿

BARREL VALLEY PRAHA ＆ GEN （バレルバレープラハ＆ゲン）：錦灘酒造株式会社・霧島高原ビール株式会社が運営する焼酎を中心とした鹿児島の文化と、チェコのピルスナービールを中心にしたチェコの文化を融合させた施設です。

知覧特攻平和会館：大東亜戦争末期（戦後は太平洋戦争とも言います。）、沖縄決戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆弾搭載の飛行機もろとも肉弾となり、一機一艦の突撃を敢行した多くの特攻隊員の遺品や関係資料を展示している会館です。特攻隊員達の崇高な犠牲によって生かされ国は繁栄の道を進み、今日の平和日本があることに感謝し、特攻隊員のご遺徳を静かに回顧しながら、再び日本に特攻隊をつくってはならないという情念で、貴重な遺品や資料をご遺族の方々のご理解ご協力と、関係者の方々のご尽力によって展示されています。

　アルコールが苦手な私には焼酎工場（BARREL VALLEY PRAHA ＆ GEN）で試飲をしても、その違いは全く解らず、まろやかだの何だのと説明されても困り果てるだけでした。ただお正月には、ついつい飲みたくなる甘酒は美味しくいただく事が出来ました。また熱心に勧めていた「前立腺の友」という商品は、とても身体にいいらしく、興味を惹かれる一品です。本来この会社は、焼酎の原料となる焼酎用の麹菌を扱う麹屋で、麹を知り尽くしたプロが、匠の技で他社には真似の出来ない焼酎を製造しているとの事です。味の解らない私ですが、ここで働く方達の製品に対するこだわり・自信・情熱は充分に感じる事が出来ました。焼酎好きの方は、是非お試しを！

　特攻平和会館。ツアーでの短い時間の訪問で一帯どれだけの事を知り得たかと問われると、カジるにも足らない程度だと思いますが、様々な事を考えさせられる訪問となっていました。敢えて詳しくは語りませんが、とても驚いた事を２つばかり。

　いつ頃に撮影した物なのか解りませんが、館内に展示されている写真に写った方達の表情は皆凛々しく、怖さ・不安・悲しみなど微塵も感じさせない、とても素敵な表情をしていました。また彼らが書いた手紙の文字はどれだけの練習をしたのかと聞きたくなる位、綺麗な文字ばかりで、その事だけでも当時の厳しさが伝わってくるようでした。現代も楽に暮らしていける程甘くはない時代ではあると思いますが、今一度気を引き締め、彼らに恥じない生活を送らなければと、つくづく思う訪問でした。