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見頃には少々外れた時期に訪れた はまなすの丘公園と夕暮れ時に慌しく訪れた小樽の景色を掲載しています。
はまなすの丘公園:札幌市の北側に位置する石狩市にあります。石狩湾の海水と石狩川が交わる砂丘と湿地地帯につくられた公園で、はまなす・ハマボウソウの見頃である7月上旬には見事な景色が広がります。はまなすの他にも様々な種類の花が多く咲き、海浜と湿地では植物の分布が異なる為、植生の変化を一つの地域で観察できる貴重な場所です。大小様々な野鳥も数多くやってきます。
小樽運河:大正12年(1923年)に完成しました。内陸に水路を掘ったものではなく、沖合を埋立て、陸との間に出来た水路であり、「埋立て式運河」と呼ばれます。海上に停泊した船舶からの貨物を乗せた艀(はしけ)舟を係留し、貨物の荷揚げに使われました。人力で荷揚げする方式は戦後に入り衰退していき、また戦後はカラフト等との交易がなくなったため、物流の拠点としても急速に廃れていきました。
既に無用の長物と化していた運河を道路として整備する方針が、小樽市によって昭和40年代に打ち出され、それに対し保存運動が全国規模で高まりました。市側は当初の全面埋め立てに対し、運河の半分の幅を残す妥協案を提示したものの、全面保存を求める保存派と意見が折り合わないまま、昭和58年には埋め立て工事に着手。昭和61年には北海道道17号小樽港線 (臨港線) が開通しました。現在では、当初の景色を残す北運河よりも、半分を埋め立てて公園化した臨港線部分に観光客が多く訪れています。
既に無用の長物と化していた運河を道路として整備する方針が、小樽市によって昭和40年代に打ち出され、それに対し保存運動が全国規模で高まりました。市側は当初の全面埋め立てに対し、運河の半分の幅を残す妥協案を提示したものの、全面保存を求める保存派と意見が折り合わないまま、昭和58年には埋め立て工事に着手。昭和61年には北海道道17号小樽港線 (臨港線) が開通しました。現在では、当初の景色を残す北運河よりも、半分を埋め立てて公園化した臨港線部分に観光客が多く訪れています。
小樽は今回時間的にも無理かなぁ?と予定には入れてなかったのですが、近くまで来ているのに立寄らない訳には!と満場一致で夕暮れ時に訪れてみました。夕焼けも期待していたのですが残念ながら雲に隠れて見る事は出来ず、結局夕食に寿司を食べ、小樽運河周辺をほんの少し歩いただけの慌ただしい訪問で、後ろ髪を引かれつつホテルへと戻っていました。そのホテルへと帰る途中・・・かなりの霧が出てきて、それを見た義父が「明日の朝、綺麗な雲海が見えるかもしれない」と言い出して・・・明日の朝はゆっくりとしたかったのですが、4時起きを決意した瞬間でした。
2007年 9月 記