鹿児島市:九州南部に位置する市であり、鹿児島県の県庁所在地です。 桜島を望む景観の素晴らしさが似ている事から、「東洋のナポリ」と呼ばれています。南九州の中心的な都市であり、古くは薩摩藩の城下町として栄えました。1889年4月1日に日本で最初に市制を施行した31市の一つで、現在は九州4位の人口を擁します。また、県人口の約三分の一が集中している首位都市です。現在もまだ路面電車が走る都市ですが九州新幹線も一部開業され、完全開業(2011年予定)により更なる発展が期待されています。
桜島:鹿児島県の錦江湾(正式には鹿児島湾)にある東西約12km、南北約10km、周囲約55km、面積約77km2の半島で大隅半島と接続しています(以前は東西10km、南北8km、周囲40km
の島でしたが、1914年・大正3年の大噴火で山腹から流出した溶岩により大隅半島と陸続きになりました)。御岳(おんたけ)と呼ばれる活火山によって形成され、頻繁に噴火を繰り返してきた歴史を持ちます。海の中にそびえるその山容は特に異彩を放ち、鹿児島のシンボルの一つとされています。
指宿(いぶすき)市:薩摩半島の南端にある市です。砂蒸し温泉・指宿温泉の名で知られる、観光の街です。その温暖な気候から「日本のハワイ」を自称しており、観光促進と冷房節約の観点から、毎年5月下旬に行われる市長の「アロハ宣言」から9月末まで市職員がアロハシャツを着用しています。九州最大の湖(カルデラ湖)池田湖(周囲15km、最深部で233m)は海獣イッシーでも有名になった事があります。三角にとがった開聞岳。そこを眺める長崎鼻なども有名です。
屋久島:九州大隅半島の南南西約60km の海上に位置する、鹿児島県の島です。近隣の種子島や口永良部(くちのえらぶ)島などと共に大隅諸島を形成しています。
面積504.88km²。円形に近い五角形をしています。鹿児島県の島としては奄美大島に次いで2番目、豊かで美しい自然が残されており、島の中央部の宮之浦岳を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%にあたる107.47km²
がユネスコの世界自然遺産に登録されています。
(世界遺産への登録は1993年、姫路城・法隆寺・白神山地とともに日本初。)
数多くの1,000m 級の山々を有し、「洋上のアルプス」の呼び名もあります。海からの湿った風はこれらの山にぶつかり、「ひと月に35日雨が降る」と表現されるほど大量の降雨をもたらしています。年間降水量は平地で約4,000mm、山地で約8,000mm
にも達します。又亜熱帯地域に位置する島でありながら、高い山があることで亜熱帯から亜寒帯に及ぶ多様な植物相を目にする事ができます。野生動物としては、ヤクシマザルやヤクシカが数多く生息しています。島北西部の砂浜、前浜といなか浜は、屋久島永田浜という名称で2005年11月、ラムサール条約登録湿地となりました。 |