カナダ・コロンビア大氷原/カナディアンロッキー

カナディアンロッキー、コロンビア大氷原の景色



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カナディアンロッキー観光
コロンビア大氷原
(Columbia Icefield)

= Canadian Rocky in Alberta CANADA =

カナダコロンビア大氷原カナディアンロッキー

 カナダ・カナディアンロッキーの名所「コロンビア大氷原」は過去4回の氷河期を経て形成され、ロッキー山脈の中でも最大の氷域を誇る大氷原です。

 6輪駆動の雪上車、スノーコーチに乗って巡る雪上ツアーはコロンビア大氷原から流れ出す幾つかの氷河の一つ、アサバスカ氷河を訪れます。

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=レンタカードライブ&観光/2日目の訪問先④=

 レンタカーにてバンフからコロンビア大氷原までを観光した 時に訪れた一訪問先です。(ドライブに関する情報は次の頁 アイコン レンタカー・ドライブ情報 に掲載しています。)

雪上ツアーの拠点となる〝アイスフィールドセンター〟の一般駐車場

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観光バスの駐車場はここから見る建物(アイスフィールドセンター)の裏側にあります。

一般駐車場からはこの階段を登って行きます。

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中には雪上ツアー受付の他、レストランや売店等もあります。

アイスフィールドセンター内の写真。売店前では大きな熊がお出迎え。

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一階下にはコロンビア大氷原に関する知識等を学べるコーナーもあります。

【プチ・トラブル/自動販売機】

 雑誌で見た、ここでしか買う事が出来ない「氷河の雪解け水」を是非飲んでみたくて探していたところ、唯一売店横にあった自動販売機で売られていたので早速お金を投入してそのお水のボタンを押しました。

 ところがお金が「カチャカチャ」ととられる音だけがして肝心のお水が入ったペットボトルは出てこなかったのです。「あれ?あれ?」とアタフタしていると、偶然通りかかった日本の団体旅行の親切なガイドさんが「どうかしましたか?」と声をかけて来てくれて、そのままセンターの職員に説明しに行ってくれました。

 数分後 親切なガイドさんはお金を片手に戻ってきましたが、ちょっと不機嫌…。アイスフィールド・センターの職員からはぶっきら棒な対応で「故障中って書いてあるのに!」と言われた事が原因のようです。

 しかし!その事が気になって親切なガイドさんにお詫びとお礼を言った後、自販機とその周辺を確認してみましたが「故障中」といった表示は何処を探しても書かれていないのです!唯一文字として表示されていたのはコイン投入口近くにある自販機の小さな電光掲示板に「Ice Cold」と書かれた文字だけでした!

 「Ice Cold」が故障中???直訳すれば「氷のように冷たい」となり「冷たい飲み物がありますよ!」という購買意欲をかきたてる言葉でしかないと思うのですが、カナダではこの「Ice Cold」と言う言葉が故障中という意味を表しているのでしょうか?もしそうだとしら、あまりにも解り辛い言葉と不親切な表示方法です。

 売り切れの表示も無く、お金も普通に投入出来て、投入後は全ての商品ボタンのランプが点灯し、全ての飲み物が購入可能な状態でした。どの時点に於いても故障中だと気付く要素は一つもありません…。

 何らかの原因で故障中の張り紙が取れていたとしても、その職員が確認しに来る事すらせずに、ぶっきら棒に「故障中って書いてあるのに!」と言う対応と、売店では売られていないという事から、考え過ぎかもしれませんが、商品が出てこない(入っていない)事を知りながら放ったらかしにしているのかもしれません。

 英語が全く喋れなければ何も言わずに諦めて帰る方も多いはずです。このアイスフィールド・センターを訪れて、自動販売機を御利用される際は、故障中の表示が無くても御注意下さい。商品が出てこなかった時の為に、その事を伝える英会話も出来るようにしておいてからコインを投入する方が良いと思います。

追記:来日される外国の方達が驚く事の1つに「日本の自動販売機の性能の高さと故障の少なさ」があるそうです。逆に言えば海外の自動販売機は、あまり信頼のおけるものではないという事が伺えます。(もちろん技術が無い訳ではなく、盗難やイタズラ等のリスクが高い為、お金をかけるメリットが無いというのが現状のようです。)何処の国のどの自動販売機でも、もしもの時に言葉で説明出来ない方が御利用される際は、初めからその地に「寄付する」という気持ちでお金を投入した方が良いかもしれません。また商品だけでなく釣銭も出てこないかもしれない…と疑って、必要最少額のお金を投入する事をオススメします。

気を取り直して観光へ!

あいにくのお天気ではありますがテラスからの眺めもいいものです。

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↓アサバスカ氷河から一般駐車場の景色。斜めに走る太い道路が…

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…ハイウェイ93号線(アイスフィールドパークウェイ)になります。

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 雪上ツアーは上中央の写真で、氷河湖(?)の先の左側へと延びている道路を山上へと進んで行きますが、その道路は一般車両進入禁止で、アイスフィールドセンターからは送迎バスで訪れる事になります。

テラスから肉眼では解り難いのですが…

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氷河の上を走る6輪駆動の雪上車(スノーコーチ)も確認出来ました。

 今回は…義父母達はレイクルイーズでの氷上ハイキングが余程辛かったのか今日のこの曇り空の中、寒くてツルツルの氷上へはもう行かなくてもいい…と言いだし、私達も氷河の切れ目の方が見たかったので雪上ツアーはパスして徒歩での観光のみに急遽変更しました。

 ただ雪上ツアーに行かなかった事を残念に思うよりも、価値の有る氷河の切れ目を間近で見れた感動の方が勝っていました。という事で雪上ツアーの写真はありませんが一味違ったコロンビア大氷原の様子を御覧下さい。

アイスフィールドセンターの一般駐車場

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1844年にはここまで氷河があったという印が付けられています。

駐車場内ハイウェイ沿いには、引退した6輪駆動の雪上車(スノーコーチ)が飾られています。

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近付いてみると背が高く大きな車でした。アサバスカ氷河をバックに!

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フィールドセンターから移動する途中にも過去の氷河の位置を記す目印が幾つかありました。

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 こちらの駐車場はアイスフィールドセンター・テラスから見て、一般車両は進入禁止の雪上ツアーへと続く道とは反対側の道を進んだ先にあります。前を走る車の跳ね上げ石には御注意を! (氷河は背中側)

アイスフィールドセンター周辺(アサバスカ氷河を背に。)

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昔は一面氷に覆われていたと思うと複雑な気持ちに…。

歩く道程の所々に絵や写真付きの案内板があります。

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その多くは気を付けていなければ怪我だけではすまない大きな危険がある事を知らせるものでした…。

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 氷の切れ目に落ちたり薄くなった氷が割れて落下する事故が多発しているそうです。立ち入り禁止区域には絶対に入らないようにして下さい!特に小さなお子さんが居る場合は目を離さないよう注意しましょう!

雪上ツアー以外でアサバスカ氷河の氷上へは立ち入る事が出来ません。またツアー参加でも危険を回避する為、定められた場所のみ歩行可能です。

橋を渡って更に先へ!冷たくキツイ風が砂利と共に山上から吹きつけ、目も開けられない状態でした。

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遠くからは気付きませんでしたが、近付くと意外と急勾配な坂道です。

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吹き付ける砂利入り強風で、ほとんど足元か後方を見ながらのウォーキングでした…。

氷原の一部が見えてきて「オォーッ!」と思いながらも…

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やはり目や顔が痛くてすぐに下を…。

= コロンビア大氷原・アサバスカ氷河 =

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意外と急な上り坂と砂利入り強風でなかなか氷河までたどり着けません…。

より近くで見る為に左手へと進んでいきます。

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雪上ツアー(スノーコーチツアー)は何処を通って行くのかな?と岩肌を見てみると…

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 ありました!6輪駆動の雪上車(スノーコーチ)が数台!赤く塗られた部分がよく目立ちます!私達が立っている場所からは「大丈夫?落ちない?」と思ってしまう程の凄い場所を走っているように見えました…。

遠目で見るとスキーも出来そうなゲレンデのように見えますが…

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間近で見るとかなり深い窪みがあるのがわかります。

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氷河の切れ目はもっと丸いと思っていましたが、荒々しく崩れたままの姿で残っています。

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写真では伝わりにくいのですが、その切れ目は本当に綺麗な青色に輝いていました。

危険と人的な氷河の融解を回避する為…

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立入禁止のロープが張られ、直接氷河に触れる位置までは行けません。

崩れてしまった氷はこの先どれ位融けずに残っているのでしょうか?

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所々で水が流れて来ていましたが、氷河の先端が融けている訳ではなさそうでした。

右を向くと…すぐ傍にあれだけの氷河があるとは思えない景色です…。

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崩れて間もないのでしょうか?この日一番青く輝いていた氷の裂け目です。

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実際の青さをお伝え出来ないのが残念です…。

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山の一部と思っていましたが氷河の上に土が覆っているだけのようです。いったい何処までが氷…。

ひょっとしたら、いつの日かまた氷河期が訪れて…

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この景色一面に氷河が覆いつくす日が訪れるかもしれません…。

 数年後、再びこの地を訪れて氷河の位置や姿が変化しているかいないかを自分の目で確認してみたい…。


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