★カナダ・サルファー山(Salpher Mountain)/バンフ★
カナダ・ゴート山脈の一部であるサルファー山。その山頂は標高2281mにも達し(※展望台の標高は更に高くなります。)眼下に広がるバンフの町並みはもちろん、トンネル山・カスケード山・ランドル山等、360度カナディアンロッキーの絶景を満喫する事が出来ます。
レストランやカフェもあり絶景を見ながら優雅な一時も。山頂へと繋がるゴンドラからの景色も素晴らしく、片道約8分間の空中散歩も存分に楽しめます。ゴンドラ乗り場の所在地は、前々頁の MAP2(レンタカー&ドライブ情報③頁内) で御確認下さい。
◆サルファー山への行き方◆
(サルファー山へは公共バス「ROAM」とゴンドラを利用しました。)
【バンフ市街地を循環する公共バス「ROAM」】
◆ 「ROAM」 は基本的に2つのルートがあります。
Route 1 - Sulphur Mountain / Route 2 - Tunnel Mountain
ルート1のバスがゴンドラ乗り場前へ行きます。(ルート2はバンフ・スプリングス・ホテルへ。2つのルートは、ボウ川に架かる橋周辺からウルフストリート手前まで同じ道を通ります。)
※詳細なルート等は、現地最寄りのバス停に設置されている路線案内板で御確認下さい。
◆ バスの運賃 (C$=カナダドル)
距離に関係なく1回の乗車毎に運賃は2 C$(大人・13歳以上)でした。ルート1のバスとルート2のバス、相互への乗り継ぎは出来ないようです。乗車毎に運賃2C$が必要です。
・シニア(65歳以上)&子供(6~12歳)料金=1C$/・幼児(0~5歳)=無料 (車内で両替が出来たかどうかは分かりません。念の為、ピッタリの金額を御用意下さい。)
お得なフリー乗車チケットもありました。
・A Day Pass(1日乗車券)=5C$(多分、バス車内で購入可能・年齢別料金設定無し)
・A 3-Day Pass(3日間有効乗車券)=12C$(購入はTown Hallにて。年齢別料金設定無し)
※A 3-Day Pass は「Town Hall」でのみ購入可能との事でしたが一般の観光客が購入出来るのかは分かりません。「Town Hall」の場所は、次ページの「バンフ中心地略図」を御覧下さい。
運賃一例:バンフ・スプリングス・ホテルからゴンドラ乗り場まで行く場合(直通はありません。)ルート2のバスで一旦バンフの街まで出て、ルート1のバスに乗り換えです。合計4C$(片道)
※乗換えが必要で少しでも安く済ませたい方は一番近いルート1のバス停まで歩いて下さい。因みに 私達は滞在期間中、何度でも利用可能な乗車パスが付いていた為、乗り放題でした。
◆ ゴンドラ乗り場までの移動距離&移動時間
ボウ川に架かる橋より繁華街側にある「Banff Park Museum」前のバス停(バス停No.9)からサルファー山へと上るゴンドラ乗り場前のバス停までは4km強で、約10分程で到着します。
それ以外のバス停からは、その時間差分をプラスマイナスして下さい。ルート1上で一番遠いバス停からでも渋滞していなければ20分も掛からずにゴンドラ乗り場前まで行けると思います。
※公共バスの便数は私達が訪れた時期、各ルート共 40分に1便の間隔で運行していました。
【サルファー山・ゴンドラ】
◆ リムロックリゾートホテル近くにあるゴンドラ乗り場から山頂駅までの高低差698m、距離にして1.3km強の区間を約8分間で繋ぐゴンドラ(ロープウェイ)です。
年間通してほぼ毎日営業しているようですが、冬季に点検の為の休業日があるそうです。営業時間も期間別に異なります。ご利用の際は事前に御確認下さい。
◆ ゴンドラの料金 (C$=カナダドル)
・往復:大人(16歳以上)=29C$/子供(6~15歳)=14C$/幼児(5歳以下)=無料
・片道:季節によって変動するようです。現地で御確認下さい。
※ゴンドラ乗り場のすぐ横に山頂へと続くトレイル(遊歩道)の入口があり歩いても登れます。私達が訪れた日は積雪もあり閉鎖されているかと思いきや一人の女性が犬を連れて登山道へと入っていきました。
中腹より上は雪に覆われたサルファー山、このコンディションでまさか頂上まで歩いて行くとは想像もしなかった為、その女性の存在はすっかり忘れていたのですが、展望台でゆっくり寛いでいると その女性と犬に再会…。その速さにも驚きました…。
2009年11月現在の情報
※バス・ゴンドラ共に、通常料金(大人料金)以外を御利用される際は、年齢を証明出来る公のもの(例えばパスポート)の提示を求められるかもしれません。前もって御準備下さい。(顔写真付きのものでないと 認めてもらえないかもしれません。またパスポートは無くさないよう 御注意下さい。)
◆サルファー山観光の写真◆
バンフ公園博物館前、バス停No.9にて Route1 - Sulphur Mountain 行きバスを待ちます。
博物館に入る程の時間はありませんが少し時間があった為、目の前のバンフ公園を見学。
写真付きで周辺の観光案内板があり目を楽しませてくれます。展示されている写真は皆…
綺麗な青空が広がったものばかりで、そんな日に来たかったと少々悲しい気持ちにも…。
先程のバス停から約10分程でこのゴンドラ乗り場まで来ました。
建物の中には熊の剥製と木彫りの熊が…木彫りの方はちょっと不気味…
雲がかかって遠くの景色はほとんど見えなかった為、こんな日に訪れるのは私たちだけかなぁ…と思っていたら意外と大勢の人が訪れていました。私達同様、この日にしか来る事が出来なかったのでしょう…。
景色はあまり見えないだろうなぁ…と思いつつも…
なかなかここへは来る事が出来ない為、取り敢えず昇る事にしました。
それにしても流石高低差698m、ほんの数分で一面白銀の別世界にやって来ました!凄い!
周辺の景色を見てみると、すぐ隣のサンソン・ピーク(Sanson Peak/標高2337m)の頂はおろか、そこへと続く道 バンフ・スカイウォーク (Banff Skywalk)すら その全景を見る事が出来ない位、霞んでいました。
ゴンドラ乗り場の建物で一番高い展望台へと昇ってきました。そこには…
世界の国々の位置・カナダの名所・カナディアンロッキーの案内板が飾られています。
↓カナダ国内と世界の各都市への方角・距離が記されたものもあります。
カルガリー104km.E97.4° トロント2822km.E92.9° ニュヨークシティ3379km.E93.7° 東京7917km.NW303.9°
肝心な景色は少し高い展望台に昇って来ても同じ景色…
…でも雪景色は綺麗!雪質も良く、やわらかいパウダースノーでした!
そんなパウダースノーでもサンソン・ピークへと続くバンフ・スカイウォークは閉鎖…(冬季はずっと?)
景色も見れないし、サンソン・ピークにも行けないし…寒いし…そろそろ帰ろうかぁ…と話していたら…
下側(麓)のゴンドラ乗り場もくっきり見えています。
まだまだ晴れてきそうでしたが、かなり長居してしまったのでそろそろ帰ります。
でも麓へと降りる途中もまだまだ景色を楽しめます!更に視界も良くなって来て…
雲が消えていっている訳ではなく、雲の層より下がって来た為、視界が開けた様です。
数分間の空中散歩も終えて、下まで降りてきました!
↓登山道入口です。少し先にはベンチもあり、そこからも良い景色を望めそうです。
歩いて登るのは本当に大変そう…でも時間があれば行ってみたい気も…。
数時間前とは全く違うこの青空…「山の天気は変わりやすい…」と改めて実感しました!
午後から訪れていたらもっと綺麗な景色を望めていたはず…と思いつつも、朝の時点ではこんな天気は全く予想も出来ず、逆に悪化していたかもしれません。なかなか観光は難しいです…。